
10月23日(日)は前週も少しご紹介しましたが、「まきば礼拝」・「まきばカフェ」・「ストーリーテリング」が行われる日曜日でした。
わたくし(牧師のもりでございます)、だいたい日曜日は7時頃には礼拝堂の温度を確認したり、何かの段取りを始めたりという具合で牧師館から降りてきて何かしらしています。
この日も、礼拝堂がひやーとしているのを感じましたので、温度計をみますと17℃程。このままだと、「教会、なんか寒いねぇー」という声が聞こえてきそうでした。
さっそく電源のブレーカーを落として一ヶ月だけでしたが節電していた会堂のエアコンのスイッチをオンにしたりしていました。一時間程で礼拝堂もふんわりあたたか。去年までは、冷房専用エアコンでしたのでこれは助かります。
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この日は9時からのジュニアサークルの礼拝はお休みでしたので、その後、いつもより少しゆっくり目に9時頃礼拝堂にやって来ました。
すると、礼拝堂の片隅にすわって、にっこり笑顔で居られる光子さんを発見。今年たしか92歳。次女の安佐子さんが、まきばカフェの準備で早めに教会にお出でになったので、ご一緒されているのです。
光子さん。この日だけ朝早くおいでになるわけではありません。毎週、9時からのJC礼拝に備えての祈りの時間から共に過ごされます。
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「光子さん、おはようございます。何か、いいことがありましたか?」とわたし。
週報から目を離すこともなく、「先生がここにおもしろいことを・・・」と言いながら、なおも、にこやかにお過ごしでした。
そのおもしろいこと、と言われた内容は、ホームページの「週報のコラム・《窓》」の欄にありますので、よろしければお読み下さい。
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嬉しいことです、本当に。何も『週報』のコラムを喜んで下さったから、というのではありません。教会にお出でになった方が、何かしらの喜びを抱かれること。なんと幸せなことでしょう。
午後、壮年会で『信徒の友 10月号』の特集、「礼拝出席 誰もが招かれている喜び――」を読んで語り合っていて、わたしも途中から参加しました。
後日気がつきましたが、喜びの中心は確かに礼拝にもあります。でも、それ以上に、日曜日の教会への行き帰りも含めて、さまざまな場面にちりばめられているというのが本当のところかも知れません。
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光子さんの笑顔だけでなく、朝一番の礼拝堂は何かほんとに違います。
京都教育大学名誉教授で俳句の先生である、坪内 稔典(つぼうち としのり、俳号〈ねんてん〉)さんがこういう意味のことを言われています。
「一度、始発のバスに乗ってご覧なさい。いつもは感じたことのないようなものに触れられる。違う世界がみえる」と。
〈ねんてん〉先生の言葉に通ずる何かが朝一番の教会には確かにあるといつも感じます。
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他にも、ほぼ同じ時刻、お台所に立って、まきばカフェの準備にいそしんで居られるお二方の姿もありました。
それぞれ、下の方に写真をと思います。
礼拝後に集い、その後、集会室に集うであろう皆さんの笑顔を思い浮かべながら、ぱらぱらっと手を動かしておられる姿をカメラにおさめることが出来ました。
大学イモの仕上げにお砂糖をぱらっ、紙コップにあれこれ工夫して下さって選んでくださったお菓子をパラッ。
全く違うことをなさっているのに、勝手な思い込みですが、何か祈りを振りかけているようにみえたのです。感謝でした。
朝一番のできごとの広がりや深まりは幸せです。
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Blog・教会日記をお読みの皆さん、もしまだ旭東教会にお出でになったことがなければ、どうぞ、ご一緒いたしましょう。一同、心よりお待ちしています。
日曜日の教会は駆け込んで来るよりも、早めはやめをオススメします。ちいさな出会い、目を閉じて座っているだけでも心のやすらぎが違います。end
※下の写真 Clickでお楽しみ下さい。