
10月9日(日)の礼拝後~10日(月・休日)、昼食休憩を経て、東中国教区が主催する「教区の集い」に旭東教会からは5名が参加しました。
わたくし(牧師のもりでございます)が運転する車に一同乗り込み、目的地の鳥取レーク大樹へ。
お魚屋さんが経営者ということで、お値段以上では、と感じるお料理をいただける施設でした。
おおむね3時間のドライブを経て現地に到着。
カーナビゲーションが導くままに走りましたが、兵庫県の龍野を抜ける播磨自動車道経由で少しびっくり。でも、なかなか快適な道でした。
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幾つもの恵みがありましたが、ここでは一つに絞ってのおすそ分け。
二日目の朝一番、宿舎の玄関付近に7時に参りますとくじ引きによる二人ひと組のカップルができるようになっていました。
27番を引いたわたくし。もう一人の27番の方を待っておりました。現れたのは70歳位のとある教会の穏やかな男性Xさんでした。
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プログラムを考えて下さった方たちは、祈りの課題を共有しながら朝ご飯をご一緒して下さい、ということでしたが、直ぐにそうなるのはたいへんです。
それでも互いに挨拶を交わしながら、信仰の生い立ちのようなものを語らいました。ちなみに、わたくし、Xさんからは牧師には見えなかったようで、途中で気づかれたようです。
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奥さまが10数年前に余命が限られている、という状態の時に、一つのお願いをご主人さまのXさんにされたとのこと。
召されて行くのが確実な自分だけが別の所に行くのは寂しい。夫、息子、そしてお嫁さん、お孫さんみんなで洗礼を受けてほしい。
そういう願いを語られた、というのです。どうやら、奥さまだけがクリスチャンだった様子です。
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結果は皆さん洗礼を受けたのだそうです。
特に、息子さんのお嫁さんは、「わたしは実家の宗教が違いますからぜったい無理です」と言われたそうですが、Xさんの説得もあり、ある意味、渋々の受洗。
ところが!
今では、ご家族の中で一番熱心な信徒さんとして、生き生きと信仰生活を送っておられることを教えて下さいました。お孫さんも15歳になり、間もなく、教会の奏楽者としてのご奉仕が始まるとも言われていました。
いやぁ、こういうことが起こるのですねぇ。
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神さまが備えられている信仰の道は本当に様々です。Xさんとは他にも幾つかお話が盛り上がる出会いが与えられました。
緊張しながらのモーニングデートでしたが、まったく新しい出会いが与えられました。
そして、たいせつな何かを考える切掛を与えられたように思います。
人との出会いは人生の何よりの宝。そんなことを感じた二日間でした。
「あなた、わたしのさいごのお願いを聞いて。あなたも洗礼を受けて・・・」なんていうことが、そんなに遠くないどこかで起こることかも知れません。end
※追伸
帰りは、佐用町辺りから一般道を通り、道路脇に出店していた、枝豆の一種・丹波の黒豆の買い物もできました。滋味を感じる、素晴らしいお味に感動です。枝付きで1㎏600円と〈おまけ〉が付きました。こういうのも楽しいですよ。