
『 〈琴浦教会〉のパウロたちがやって来た 』

7月24日(日)の午後2時頃。
日本基督教団・東中国教区の岡山県中部地区に属する琴浦教会壮年会のご一行7名が、旭東教会をお訪ね下さいました。
琴浦教会は嵐護(あらし まもる)先生が牧師として仕えておられます。琴浦教会に嵐先生が着任されてから6年か7年だと思います。
「教区の教会を知りたいなぁ。東中国教区の教会を知らないから」という素朴な願いを受け止められた壮年会の方たちのバイタリティーと熱情に満ちたお働きの一環として、7月24日(日)、旭東教会にもお出で下さいました。
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ご一行7名は、ワンボックスカー一台に乗り込んでお出でになりましたが、考えてみると、本当に出来そうでできない素晴らしい活動だと思い、少しご紹介したします。
現在、嵐護先生は東中国教区総会議長としてお仕え下さっていますが、そのようなお働きを担い始めるずっと以前からの、「教区の教会を知りたい」という思いも貴いものだと思います。
わたくし(牧師のもりでございます)も、旭東教会で何かつぶやいてみようかなと思います。
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そして、壮年会の皆さんが〈牧師のつぶやき〉を聴きっぱなしにしなかったことが何より素晴らしい。
「じゃあ、牧師も含めた壮年会一行で、教区内すべての教会の訪問ツアーを計画しよう!」と勇ましく?応えられた、というわけです。
さらに、せっかくだから、琴浦教会の壮年会の交わりを深めるために、各地の温泉に一泊し、しゅにある交わりも深める楽しいプランにして、ここまでコツコツと続けて来られたようです。
もう少しで、東中国教区のすべての教会・伝道所の訪問が終わるとのこと。本当に心から拍手であります。
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『2016年度版 日本基督教団年鑑』の統計一覧によれば、琴浦教会の礼拝出席数は16名。この数字、まさに、全国的な規模で見れば、日本基督教団の地方の教会の標準的な規模と言えるかも知れません。
その16名のうちの半数の方々が、暑さ厳しい折に、一台の車で一緒に行動しながら、あれやこれやと話をし、各地の教会を訪ね、まさに見聞して交流を深める。
大きすぎても小さすぎても出来ないこと。いえいえ何よりも、聖書に基づいた信仰の姿勢、〈祈り〉がなければ実際に行動に移すことは不可能だろうと思います。
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この日は、旭東教会だけを訪問されたのではなく、岡山県東部地区の玉野教会、旭東教会、岡山信愛教会、岡山博愛会教会を訪ね、赤穂のお宿に向かわれたご様子。
それだけでなく、翌日の25日(月)は、和気教会・三石教会を訪問。交流を持たれたようです。
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琴浦教会の、地区・教区の働きにも積極的に参与しよう、という姿勢と風土。旭東教会とも無縁ではありませんが、琴浦教会壮年会の皆さんの、これほどまでの長きにわたる訪問交流の姿に教えられることが多くあります。
使徒パウロが記した新約聖書に残されている多くの書簡にも、「○○によろしく」と記された言葉が見られます。
離れたところにあって伝道・教会形成という宣教に励む教会が、このような形で出会いを与えられ、ゆるやかに繋がれて行くこと。本当に大事なことだと思います。
数ヶ月前、琴浦教会のSさんと3名の方々が来会。旭東教会が長い年月を経て構築・運用している聴力に不安をもつ方々のための音響設備を確認され、その後直ぐに、琴浦教会でも導入して下さいました。
現在では、試行錯誤しながらも、礼拝で、祈祷会で、少しずつ使い方にも慣れてきて大いに喜ばれているとお聞きしています。
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そして、そのことが、東中国教区のニュース誌の最新号で取りあげられました。
それを読んで下さった、米子錦町教会からもお問合せがあり、前述のSさんがガッチリと受け止められ、米子錦町教会でデモンストレーションをすべく、準備が始まっています。
伝道とはこういう所からも深まって行くことを確信します。
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このたびの小さな、しかし、真心のあるあたたかな交流は、これからも大切になされていくべきことだとの思いを深めました。
琴浦教会のパウロさんご一行さま。
素晴らしい出会いとお働きに心から感謝です。ますます、そのご計画を通して、福音が宣べ伝えられて行きますように、とお祈りいたしております。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。本当にありがとうございました!end
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