
2016年7月15日(金) № 73 『 祈りのかたち 〈絵手紙の力〉 』
◎上のミニ写真館の写真はぜひクリックしてみて下さい!素敵に大きくみえます。
こんにちは。きのうは木曜日でしたから旭東教会の祈祷会の日でした。
朝集った方は10名とわたくし(牧師のもりでございます)を含めると11名という盛会でした。普段もそれに近い参加者が居られます。
常連の幸子さん寛子さんが参加していたら、テーブルをもう一つ持ってきて12名でご一緒できたかも、というような賑わい。
朝の部の参加で最高齢は迪子さんの92歳。続いて91歳の光子さん。夜は同じく92歳の正さんも出席です。
ある方が「礼拝の3分の1ですねぇ」と仰ってました。本当にほぼその通りです。夜の祈祷会と合計すると18名となりますから、3分の1を越えるのです。感謝と共に驚きます。
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そんなやり取りもあった祈祷会。
具体的な数字は抜きで触れたことですが、大教会だからと言って祈祷会が盛り上がっている、とは言えない現実があります。
大きな都市型の教会にその傾向があります。お住まいが遠いのだと思います。
少し確認してみました。たとえば、『2016年度 日本基督教団年鑑』を開いて見るいろいろなことが分かります。
朝の礼拝出席者数が150名を超えるという報告があるA教会の祈祷会・聖書研究会の参加者数は18名です。南の方の教会です。或いは、B教会は礼拝出席がやはり140名を超えますが、祈祷会4名、聖書研究会9名とあります。関東のとある教会です。
いずれも、わたしがかつて在任した、その教会の事情も想像がつく教会の数であらわれている現実なのです。
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実は、旭東教会の祈祷会の出席者数には良い意味での〈裏〉がございます。
それは、祈祷会の後、昼食をはさんでから楽しみな会が開かれています。
〈絵手紙の会〉の存在です。
そうは申しましても、皆さん〈絵手紙の会〉があろうが無かろうが、都合さえつけば祈祷会に参加する方々。
そして、絵手紙の会があるから祈祷会にも参加、というのも大いに喜ぶべきことです。本当に感謝です。
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お声掛けをしているのは書子(ふみこ)さん。絵手紙の先生役をしてくださっています。
昨年天国へと召されて行ったご主人さま和義さんと始めた絵手紙だったのですが、今は、教会員のお誕生カードを、ご主人さまに代わって、毎月絵を変えながら描いて下さるご奉仕を一人で担っておられます。
そして、教会の朝の祈祷会後に、月に一度の〈絵手紙の会〉を主催されているのです。
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先月の作品の幾つかが出来上がった後、書子さんからの素晴らしい提案と相談がありました。
「もり先生、熊本地震の教会に絵手紙をお送りしてはどうかと思いまして・・・・・・」
良いことは迷わずそく実践のわたしたち。イカンと気づいたら見つめ直して再考です。
さっそく3週前には、『教団年鑑』をたよりにしながら、住所を確認。作品を被災地の教会に送るという祈りをお届けすることになったのです。
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昨日(2016/07/14)の完成した作品の代表作が、上に掲げさせて頂いた写真のものです。
旭東教会の〈絵手紙の会〉の発起人、書子さんの作品です。
見せて頂いて驚きました。皆さんいかがですか?
わたくし、前日の夜に、「明日は、どんなお花かな。野菜かなぁ」と思っておりました。
描かれたのが上の絵手紙です。いやぁ、本当に素晴らしいです。
夜の祈祷会に参加された正さんが掲示されている絵を見ながら仰いました。正さんはステンドグラスを絵から描いている方ですから、その構図は描き方の奥深さにすぐ気がつかれたご様子。
「涼しさが伝わって来て、本当によく描けていますね」。
もちろん、熊本と言えば水前寺清子さんが育った水前寺公園も象徴的な場所ですから、やがて、この絵も、どちらかの被災教会に届くことと思います。
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われら旭東教会。
ちいさなことしかできませんが、様々なことを、たのしく感謝しながら、コツコツと続けておりますし、これからもコツコツの教会となりそうです。
祈祷会の中身はどうなんだ?という方が居られましたら、だまされたと思ってぜひご参加を。
本格的な学びも楽しめますし、むつかしい勉強はわたしは苦手、という方にも、なぜかふしぎに対応出来る時間となっています。
その秘密やいかに。
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礼拝がどうしても仕事で月に二回しかという寿子さんのように、夜の祈祷会には毎週仲間入りというようなパターンもあります。
お気軽にお問い合わせ下さい。皆さんが神さまと出会っていく場と時間になればこんな嬉しいことはありません。end