岡山 グリーフケア Cafe とまり木
10年間続けてきた〈岡山グリーフケアの集い〉を2024年8月より、模様替え
お茶を飲みながらのグリーフケア「とまり木」
だれもが、心安らぐ場、自分らしく安心できる時を願っています
※その次は、6月25日(水)の同時刻です。その次は、8月最終水曜日となります。
お替わり自由の飲み物付き 参加費は会場の維持や資料代です
人は生きていくとき、様々な時を歩んでいきます。誰もが孤独を感じます。でも、孤立でなければ大丈夫。
生まれる時、死ぬ時、植える時、植えたものを抜く時、癒す時、破壊する時、建てる時、泣く時、笑う時、嘆く時、踊る時、石を放つ時、石を集める時、抱擁の時、抱擁を遠ざける時、求める時、失う時、保つ時、放つ時、裂く時、縫う時、黙する時、語る時、愛する時、憎む時、戦いの時、平和の時。
そして、「あなたの」今の時
次回の予定は以下の通りです。
4月30日(水) 午前10時~12時
4月30日(水)午後7時30分~9時15分
☆ 初めての出席、あるいは、久しぶりの参加を希望する方は、ご無理のない範囲で(できるだけ)前日夜までに、お電話を頂けると有難く存じます。
お電話での問い合わせ、お気軽に
今は参加が無理な方 かつておいでになった方も
いつか ご都合のつく日に どうぞ
さらにその次は 2025年 6月25日(水)に行います。
時間は 毎回
午前の部:10時~12時
午後の部:7時30分~9時15分
「グリーフケア Cafe とまり木 」が大切にしているもの
「生と死を見つめ」、「生と死を語り合い」ながら、
ぼちぼちと、岡山の地で、グリーフワークを行っています
ふと気が付いてみると、グリーフワークが出来る場所を目指しています
「いつまでも、あなたがそんな哀しい顔をしていたら、
天国の○○さんが悲しむよ」等ということは
「とまり木」では 誰も 言いません
何度でも同じ話をして下さい。ぼやいて下さい。嘆いて下さい。
我慢することなく 涙して下さい
「本当は、早く死にたい」「迎えに来てほしい」「消えてしまいたい」
を聴かせて下さい
「とまり木」は、漢方薬のように やさしい効き目
だから みんなが安心 ゆっくりと 時が流れます
「生きること」と「死ぬこと」は対極ではなく 隣同士にあるもの
わたしたちは 共通の悲嘆を経験したわけではありません
でも、ここには、とっても強いコミュニティがあります
独りじゃない We are not alone.
【参加費】
一回につき300円です。セルフサービス形式のフリードリンクでくつろいだ空気の中で会を進めます。教会の方は100円です。
【会の進め方】
その日のメンバーによって自然に変わっていきます。講座形式で、3回とか5回で終了というような会ではありません。タイムリーな題材、例えば、目に留まった新聞記事などをファシリテーターの森牧師が提供することも多いです。
【集った方の負担感が小さい 全員参加型】
負担の無い形での近況を分かち合う時間をもちます。「きょうは遠慮します」「皆さんのお話を聴かせて下さい」から始めて下さっても構いません。初参加の方に、最初から沢山のことをいきなりお話頂くことは、決して致しません。
【 朝の部 と 夜の部の違い ?】
通常、お仕事でお忙しい方が夜の部に参加されることが多いです。
【カンパ・献金】
正直、とても助かります。働きが持続され、深まり、「とまり木」があってよかった、の思いがじわっと広がるように、教会への支援のカンパ・ご支援を頂けましたら有難いです。教会入口の机の端っこに自由に使える献金袋が置いてあります。
「岡山 グリーフケア Cafe とまり木」を行っている会場は教会の中の快適な集会室です。そこでは、布教・宣教活動はいたしません。仏教徒の方、その他の信仰・信心を大事にしている方はもちろん、自覚的な信仰を持たない方(無宗教)も参加されています。
同時に、クリスチャンやキリスト教に親しい思いを抱かれる方々も集われます。旭東教会の会員も自由に参加しています。ノンクリスチャンの方6割~7割という感じです。キリスト教徒の方も歓迎します。
また、キリスト教に興味を持ちつつの参加の方で、キリスト教関連のご相談があれば、別の時間帯にゆっくりとお話を伺いますのでお声掛け下さい。これもまた歓迎いたします。
わたしたち「岡山 グリーフケア Cafe とまり木」は、けっして大人数の集いではありません。2名~10名程度までを想定し、コツコツと続けていきます。
岡山近郊の方(遠方の方もお出でになります)で、「グリーフケア」・「グリーフワーク(悲嘆の消化作業)」の場を求めて居られる方が居られましたら、ぜひ一度、ご参加くだされば幸いです。倉敷、笠岡、井原方面の方々、赤磐市、瀬戸内市、備前市の方々の参加もあります。
※1 危機のただ中にある方やご家族へ 今現在、耐えられない程の深い悲しみや、命の危機をご自身で感じるような場合は、早めに教会にお電話ください。「とまり木」以外の時に個別に傾聴し、お話を伺いご助言いたします。遠慮なくご相談ください。
※2 どんな感じの会なのだろう?とご心配な方 事前にお電話下さい。20分ほどでしたら、できる限り丁寧にお話いたします。それ以上のことは電話では無理があります。お互いのために、一度、「とまり木」開催以外の時間に、電話で約束をとって教会にお出かけ下さい。
★人生途上の様々な喪失・悲嘆の中にある方々の自主参加型のつどいが「岡山 グリーフケア Cafe とまり木」です。信仰の有無に関わらずご参加いただけます。
☆「とまり木」では、参加された方に、無理にお話をして頂くことは一切ございません。初めて参加される方が居られる場合は、参加者同士が互いの配慮の原則を確認して、心を傾け合うことを心掛けています。
★「岡山 グリーフケア Cafe とまり木」の開催場所は教会ですが、お祈りも聖書のお話や説教もありません。グリーフケアに長年関わってきた森牧師が導き手(=ファシリテーター)となっています。
☆わたしたちの人生の中には多くの別れの経験があります。大切な方の召天・突然死、自分自身の病、ペツトロス、定年や人生の転機、介護・看護、自身の病気(特に何かを失っていく病との闘い)などによる環境の変化で元気を失っている方、お疲れの方、悲嘆の中に居られる方、そのような方々はみな「グリーフケア」・「グリーフワーク(悲嘆の消化作業)」を必要としている可能性があるのです。
★シェークスピアは「口に出して嘆きなさい」と語ったと言われます。実は何よりもそのことが癒しの機会となり、こころの支え、安心となっていくのです。悲嘆を乗り越える上で、最も大切な要素は、悲しみの感情を十分に安心できる環境の中で発露させることなのです。感情を抑圧してしまうと、人はいつしか、心病む状態を生みだしてしまいます。
★ファシリテーターである牧師は時に、専門的な医療の場での診察を一対一のお話の場でご助言することもあります。
☆「とまり木」では、参加者の様子や、その日の話の流れに応じて、グリーフケアにつながる「絵本」の読み聞かせの時間も持ちます。
★「とまり木」は、学習の場ではありませんが、グリーフケアのための基礎知識をいつしか身に付けることが出来ます。
☆「とまり木」の出入りは自由です。かれこれ10年近く参加し続けて居る方も居られます。或いは、毎回参加できなくても心配は無用です。一回切りでも構いません。
★わたしたちには、大きなことはできません。でも、コツコツと、ちいさな会を続けてまいります。また、お出でになれば解決策を直ぐに提示できる、とも考えていません。悲嘆の中でも生きて行く道はあります。その模索の手掛かりくらいにはなるのではと考えています。微力ですが、無力ではない。それがグリーフケア Cafe とまり木です。
☆あなたのご参加をお待ちしていますし、ぜひ、グリーフケア・グリーフワーク(悲嘆の消化作業)を必要としている、あなたの大切な方にもご紹介下さい。決して大きな力はなく、万能でもありませんが、何かの足がかりにはなるかも知れない、と信じて「とまり木」はこれからも在り続けます。
よくよく あなたがたに 言っておく。
一粒の麦は
地に落ちて死ななければ 一粒のままである。
だが
死ねば、多くの実を結ぶ。
(新約聖書・ヨハネによる福音書より)
※「グリーフケア Cafe とまり木」に改変前の「グリーフケアの集い」時代の文章です。
沈黙はやがて 歌に変えられ、
深い闇の中 夜明け近づく。
過ぎ去った時が 未来を拓く。
その日、その時を ただ神が知る
『讃美歌 21』575番「球根の中には」 2節より
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★ その後の〈補記〉
あらためて申し上げます。「グリーフケア Cafe とまり木」は大切な人や、大切な何か、そして、自分自身の大切なものを失った経験や体験をおもちの方たちの集まりであり、その思いを語り合い、聴き合う場である、ということです。
最初のうちは、話ができないことがしばしばあります。でも、ここでは、上手に語ろうとする必要は少しもありません。たどたどしくてもよいのです。自分のことばで自分のいたみや悲しみをお話ください。出席者は互いにしずかに心傾けます。
心の奥深い所にあるものを、一度きりの参加で語りきることができることなどありえません。だからこそ、何回も参加してください。そして、同じ内容のことを同じようにお話くださっても構わないのです。安心してお話ください。
ファシリテーター(導き手・司会進行役)を務める私が、「今日はこのあたりまでにした方がよいかな」と気付いた時は、ちいさな助言のことばを、お話をさえぎってでも、必ずお伝えします。
もう一つ、他の参加者の方のお話を聴くということも、自分が話す以上に慰めになったり、希望になったりすることがあることを知っておくことも一方で大事なことかも知れません。「きょうは他の方のお話を聴くために参加いたしました」ということもよい切っ掛けになります。
なお、悲しみの大きさや嘆きを、他の方と比べてしまうことがありますが、一人ひとりの生きて来た文脈をすべて理解できることなどはわたしたちにはできません。
そのような「比較」からの解放・自由は、すこしの努力を続けることが必要かも知れません。
(以上です)
◇駐車場について 教会に駐車場があります。教会正面向かって左側の方(「旭電業さん」側)に「とまり木」のある日には、3台はゆったりと駐められます。もしも、教会までお出でになって困った場合も遠慮なく電話をどうぞ。コインパーキング等は近くにはありません。なお、水曜日の夜(つまり、「とまり木」を行う日)は、栗原医院さんに駐車できます。
◇岡山市の中心地からも遠くありません JR赤穂線で岡山駅から18分。下車して徒歩7分ほどの距離です。バスセンターからも、同じ位です。お車でも、岡山市内の中心地各方面から、25分位とお考えください。
※「とまり木」についての問い合わせはメールはご遠慮ください。お答えが出来ないことが多いからです。お気軽にお電話をください。可能な限りお答えします。必要があれば「とまり木」の実施日の前に、教会にてお話をお聴きすることもしています。80分程を想定しています。お心に留めておいてください。
グリーフケア Cafe とまり木
日本キリスト教団 旭東教会
牧師・ファシリテーター 森 言一郎(もり げんいちろう)
電話 086 (942)2369 *9時~20時 *礼拝のある日曜日を除く
岡山市東区西大寺中 2 - 25 - 18